従業員が10名を超えたあたりから、「誰が何を決めるか分からない」という状態が起きやすくなります。これは個人の能力の問題ではなく、組織の構造が変化に追いついていないことが原因です。
創業期の暗黙のルールが機能しなくなる ¶
5名以下のチームでは、全員が全部を把握しているので、明文化されたルールがなくても動けます。10名を超えると、新しく入ったメンバーは暗黙のルールを知りません。そこで初めて、「誰が何を決めるか」を言葉にする必要が出てきます。
全部が社長に集まる構造 ¶
役割が曖昧なまま組織が大きくなると、判断が必要なことが全部、社長や創業者に集まります。社長が忙しくなるのは当然ですが、それ以上に問題なのは、メンバーが「自分では決められない」という習慣を身につけてしまうことです。
役割定義より先に意思決定フローを整理する ¶
役割定義書を作る前に、「どの種類の判断を、誰が、どの条件で行うか」を整理することをお勧めしています。役割は後から変わりますが、意思決定のフローを明文化しておくと、変化があったときに修正しやすくなります。
整理にかかる時間の目安 ¶
10〜30名規模の組織であれば、ヒアリングと整理を合わせて4〜6週間で一通りの骨格を作ることができます。完璧な組織図を作ることが目的ではなく、「今、何が曖昧か」を全員が言えるようにすることが目的です。
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